物理赤点バリバリ文系『果てオヤジ』の独学電験エベレスト登頂作戦!!!

オヤジが、ふとしたキッカケで、独学で電験三種に挑戦します。2021年8月の本番に向け、独学中。受かる前からなんですが、いつかはエベレストの八合目(電験2種合格)、そして電験エベレスト登頂(一種合格)を密かに目論んでいます。たまに電験以外のことにも触れます。

高学歴ワーキングプア 4

その昔、学部生からわざわざ院に行き修士号を取る人は理系ではそこそこいたが文系ではほとんどおらず、ましてや博士号となると、理系ではまさに研究者のみ、文系ではごくわずかだったように思う。

大学院重点化でもっとも割をくったのは、文系博士を狙う人々ではなかろうか。

この本の統計では、工学系の博士号取得率が90%を越えるのに対し、人文系の博士号(哲学、文学、歴史学など)の取得率は20%を切っていた。

人文系など、はてオヤジの目からみると、茶道や華道の流派のように思える。

教授の好き嫌いや、「こいつはよく手伝ってくれたから、まあ博士号取らせてやろうか」といった教授の思惑が、論文の良し悪し以外にも大きく関係しているように推測している。

ここからアカハラと呼ばれる教授への絶対的服従関係が生まれるのは容易に想像できる。

今の「表面的な」コンプライアンス重視社会では、上場企業(オーナー企業は除く)であれば、このような個人的利害を昇格や昇進に持ち込むと、上司が非難される土壌はできている。

アカデミアの世界にはそういう牽制は働きにくいだろうな、と推測する。

結果、博士号が取りたくとも取れない単なる修士号取得者、しかも年齢だけ重ね、企業に就職することもできず、バイトで糊口をしのがざるを得ない高学歴修士号取得者が大量生産されたのだ。

行方不明者も多いらしい。

ブラック企業の使い捨て営業、あるいは頭数は揃えたい飲食チェーン店ならば、もしかすると就職できるかもしれないが、早晩、そのような企業では、激しいパワハラに見舞われ、退職を余儀なくされることは想像に難くない。

あな恐ろしや。