物理赤点バリバリ文系『果てオヤジ』の独学電験エベレスト登頂作戦!!!

オヤジが、ふとしたキッカケで、独学で電験三種に挑戦します。2021年8月の本番に向け、独学中。受かる前からなんですが、いつかはエベレストの八合目(電験2種合格)、そして電験エベレスト登頂(一種合格)を密かに目論んでいます。たまに電験以外のことにも触れます。

司法書士も大変だ

電験三種学習の合間に動画を見ている。

司法書士で、ロースクールの「活用」が取り沙汰されているようだ。

オヤジが法律資格を難易度で格付けすると、
司法試験>司法書士>社労士>行政書士>宅建

司法書士は、試験は難しい割には稼ぎにくい、という印象。

司法書士の主な業務は、不動産登記だが、今は大手事務所に単価を下げるためまとめて発注する金融機関や不動産会社が多いので、昔に比べると、大手司法書士事務所以外は登記では食えないのでは。

つまり、1人司法書士事務所では、機動性に欠けるため、スピードを要する登記手続きは、大手司法書士事務所に集まることになる。大手は臨機応変な対応も可能ということ。

案件の数を集めれば、まとめて処理できるので、当然、単価を下げてもペイする。

逆に1人司法書士事務所では、そんな対応は不可能に近い。

タイトな期限設定に、焦りながら手続きして、ミスでもしたら、下手すると損害賠償請求モノ。

またそんな事務所には、二度と声はかからない。

寡占化が益々、進むことだろう。

必然的に勤務司法書士が増え、大手事務所に勤務するには、一定の年齢以下でないと就職は困難だろう。

なぜなら、おそらく所長は、自分より年上や同年代の司法書士を使うより、若手をアゴで使いたいだろうから。

20代、30代ならともかく、40代、50代のフットワークは重いのに要求だけは一人前、かわいげなどない高年齢司法書士など、雇うオーナー司法書士は、よほど奇特な人物か。

それはともかく、今や、当初の理想論が完全に瓦解し、廃業相次ぐロースクール

ロースクール存続が、自身の存続意義と化している委員会の人々により、ロースクールで司法試験に受からず、企業にも勤務できない「あぶれた人々」の受け皿として、司法書士を「活用」すべく、ロースクール卒業生への司法書士試験科目免除制度や、司法書士試験合格者にロースクールでの修習を義務化する制度を提言しているらしい。

そもそもこのロースクール、時間とカネがないと、通えない。

働きながら、司法書士試験を受験すべく、全科目を毎年必死で受けねばならぬ、時間もカネもない一般受験生に取ってみれば、とんでもない「改正」だろう。

諸外国なら、デモが起きるのでは。

動画によると、あと5年くらいで導入される可能性が高い、と言っていた。

ちなみにその動画、大手の司法書士事務所のオーナーと見受けられる司法書士の方が流している。

文系資格の頂点、弁護士も、今や食うには困る時代。

若くして司法試験に優秀な成績で受かり、大手法律事務所に採用され、パートナーとならねば、いわゆる「成功」には繋がりにくいハードな業界。

その下にある法律系資格で食っていくには、自らがオーナーとならねば、相当に困難であることは、容易に想像できる。

TACニュースには、ごく一握りの成功者を抽出して、取りあげているようにみえる。

血を血で洗うレッドオーシャンの法律系「士」業。

ご苦労なことである。