電験講師で食べるには
ツイッターで電験界隈の状況を眺めていたら、電験アベンジャーズのリーダー格である
摺り足の加藤氏が、satの電験二種講座のテキストを出された由。
この摺り足氏、電気の神髄というサイト(この内容で無料というのが驚く)で、電験界では有名な方。
そして難しいことを、わかりやすく説明する能力をお持ちの、電験界の池上さんのような方。
同じくsatの講師となられたレーゼさんも、そのわかりやすい説明力が買われたのだろう。
果てオヤジ、電験三種はメルカリで買った教材中心にあくまでも独学で合格まではもっていくつもりであり、satは、受講していないが、もしも二種受験となれば、この講座が必要になるかもしれない。
金銭には、セコい果てオヤジをしてそう思わせるsatの陣容強化である。
他人事ながら、S泳社の経営はどうなのだろうか。
TACやsatのように講師陣の刷新を図っているようには見受けられない。
いつまでも「これだけ」の売上に頼っているわけにはいかぬだろう。
とはいえ、「美奈子先生」のネットサイトには結構お世話になっているので、ぜひとも頑張っていただきたくはあるが。
電験講師界で食べていくには、少なくとも一種がないと、「対外的な箔」というものに欠ける時代になってきているのかもしれない。
そして、単に一種を持っていても、上から目線で説明はド下手な人物では、到底講師のようなサービス業は務まらないであろう(偏見かもしれぬが、高齢の電験講師にはこのようなタイプが多そうだ)。
ネット時代、そういう講師の悪評は、瞬時にして広まることだろう。
少年ジャンプの読者投票とまではいかないが、受講生の人気、著書の人気、ブログの評価、こういうものが講師の優勝劣敗をリアルタイムで更新していく、プロの世界であると感じる。
やはり買い手(予備校、出版社など)は、よく見ているな、と思う。
結論
電験一種持ちでわかりやすい説明のできるスキルを持っていないと、電験講師でそこそこの収入は得られない。
ネットに優良な無料解説動画が日進月歩で増えていくこのご時世、電験三種合格というだけで、講師のクチがあった牧歌的時代はとうに過ぎさったといえよう。
(いや、そんな時代はそもそも存在しなかったのかもしれない。)