電バ、ツイ校の功罪
最近、昼休みなどに会計士受験生のツイッターや辞めたい垢を見まくっているからか、朝、スマホの画面を開けると、見たことのない垢が表示されている。
ビッグデータで果てオヤジの嗜好を分析しているせいなのか。
珍しく会計士受験生の撤退宣言だった。
初めてみる垢。
先日の論文合格発表時には、合格しました❗報告が相当多く、落ちました報告の人も次の短答、論文に備える人ばかりで、撤退宣言はわずか1名(その苦闘の歴史と潔さには、思わず拍手したくなったが、果てオヤジはツイッターはROM専門)。
ここでハタと気付いたが(前々からそうかなとは思っていたが)、ツイ校や電バ(果てオヤジは電験界隈をそう呼称している)は、そもそも、結構勉強している人間ばかりが、延々とその資格について語っているある意味、自己承認欲求の発露の場なのだ。
その資格受験で上位にいる人間は、自分の勉強ぶりをさりげなく、中にはこれ見よがしにツイートする。
模試でよい成績を取れば、成績表の写真を貼り付ける。
そういう凱旋ツイを見ている中位の受験生は、自分の模試成績や勉強時間と比べて焦りまくる。
下位の受験生は、合格レベルの受験生とのあまりのギャップに愕然とし、自信喪失する。
そして不合格を機に、ひっそりとツイ校を辞めていくのだ。
もちろん大半の人々はイチイチ撤退宣言などしない。
これは会計士に限らず、司法試験でも司法書士試験でも言えること。
電バの場合は、電験三種に限っていえば、科目合格制度のおかげで、続けてやっていさえすれ、ば、そこまで生活を犠牲にしなくともよく、いずれは受かるレベルの資格だと感じる。
特に次回からは、年2回、受験可能になるので、さらにチャンスは増える。
ただ電験二種の2次、あるいは一種の2次に関しては、これはもう生活や趣味を犠牲にしなければ到底無理な試験であろう。
難関資格を取ること自体が趣味という限られた人間にしか合格は無理だろう。
ちなみに電験垢で、どこかの大学の数学科を本人曰く超優秀な成績で卒業し、電験三種はほとんど勉強せずに一発合格した人がいる。
なんと二種はスキップして、一種の一次も一発合格した自信満々の(見知らぬ人から見れば傲岸不遜とも取れる)した人の垢なのだが、そんな実力者ですら一種の二次は惨敗だった模様(通常、電験界隈では一種取得者も、ごく控えめで謙虚そうな感じの人が多いので、余計にこの自信満々振りが目立つ印象)。
その後、この垢からは、一時の傲岸不遜な感じが薄まってしまい、なにやら寂しい気もする。
そういう意味では、河野なんとかくん、いかに理三合格とはいえ、電験一種だけは一発合格は難しいのではないか、と思う。
河野くんには、公認会計士論文(令和4年8月実施予定)の後には、ぜひ電験一種にチャレンジしてほしいものだ。
あるいはリーガエスパニョーラやセリエAでの日本人フットボーラーの活躍を見たい気分。
果てオヤジもこのブログ開設時は、いつかは二種、一種と無謀にも考えていたこともあったが、実際に電験三種をやってみると到底無理だと感じているし、そこまで電験が楽しいわけでもないことがわかった。
感覚としては、三種が受かれば、ブランクをあけなければ、二種の一次は受かる可能性あり。
だが二種の二次は、何もかも犠牲にせねば無理だろうし、そんな気も毛頭ない。
まあ、あと一年後にはエベレストの麓辺りに「山小屋でんけん」を建てて、登山者に甘酒でも売りたい(=電験三種に合格し、あわよくばどこかの講師に潜り込みたい)。
要は、ツイ校も電バも、その資格の受験生の上位陣あるいは中上位の人間の割合が多いということ。
中下位や下位は、ツイッターやブログになど目もくれず、脇目もふらずに、勉強したほうが合格の可能性は高まるということ。
ただ撤退の時期は見誤らないほうがよかろう。