やはり直前詰め込みがよい
法規の過去問で×、△、○のついた論説問題を一通り、解き直している。
×や△がどんどん○になっていく。
TACテキスト読み回しの効果が出ている。
やはり、電験三種程度のレベルなら、「直前詰め込み」型が最もコスパよし。
あまり早くからやり過ぎて、その時点で○がついていても、1か月もたてばアヤフヤになっている。
それなら、直前期に詰め込むほうが、本番で「かすかでも」記憶が残っているので、正答率が高まる。
もちろん何ヵ月もかけてシコシコと対策をしておけば、より正当率は高まるのだろうが、それはコスパがよいとは言えない(色々犠牲が多い)。
二次で論述の出る二種以上は、直前期だけでは到底間に合わないと思うが、マークシートオンリーの二次なし試験かつ科目合格制度がある三種なら、これでなんとかなるのでは。
計算問題は、解いている時間はないので、解説を読み回し。
これも、解説読みに時間を掛けられるので、より問題文の落とし穴などに集中できる。
今後、年二回かつCBTになれば、合格者は単純計算で2倍に増えることとなり、電験三種の価値低下が噂されているが、二種も当然のことながら、合格者が増えていくだろう。
全科目で今までよりもトリッキーな問題や初見問題が増えるのは目に見えている。
仮に経産省側の想定合格者数が難問の出題で想定に届かなければ、合格点の切り下げで調整すればよいだけ。
一方でこれまで通り年一回の一種の価値は、相対的に上がることだろう。
といっても、そもそも一種が必要な職位は元々大手に限られているので、電験講師として活かす以外には使い道が極めて限定されている。
というか一種で職を得ていれば、そもそも講師などする必要のない収入が保証されていることだろう。
実のところ、電験三種を取れば、電験講師になれるかもな、との期待を抱いていたのだが、どうも雲行きが怪しい。
電験界隈には、オタクのような猛者たちが、山のようにおり、下手な予備校の解説をしのぐような分かりやすい解説動画や資料が溢れていることに気付いた。
TACの電験三種講師の資格要件には「(最低でも)電験二種。電験一種を優先」とある。
つまり三種を取っただけの人は、もはやお呼びでない状況。
それはそうだろうな。
実際、初見問題の解答速報に四苦八苦しているような三種合格者には、予備校講師はつとまらないだろう。
予備校の解説を読んだらわかる程度のレベルの合格者に、初見問題の解説などできるわけがないのだ。
あるいは、受講生から、「これなんで√3がつくんですか?」と質問され、オタオタしているようでは、早晩クビになるかもしれない。
読みが甘過ぎた。
でもこれは、電験の世界に実際に足を踏み入れたからこそ、わかったこと。
この経験、ムダにはならない。
となると三種合格で、定年後の未経験者がどこか実務にもぐりこめるものなのか。
普通に考えるとムリだろうな。
でも、受かってから考えよう。
物好きなブラック企業があるかもしれない。
あるいは聞いたことのない専門学校での電験講師の口がないとも限らない。
とりあえず、受かってからの話だ。