大ガマン大会
試験というものは、すべからくそうなのかもしれないが(一定以上の難度のある試験)、大ガマン大会のようなものだ。
平日のランチ、夕食の時間を削り、晩酌を犠牲にして時間を捻出して、勉強に当てないと合格レベルに達しない試験。
休日は、趣味も昼寝も外食も犠牲にして、まとまった時間を、計算や暗記や記述問題の訓練に当てないと、どんどん忘れていく試験。
社会的セーフティネットは脆弱になるばかりで、何か資格がないと取り残され、窮地に追いやられるのでは、との真面目な人間の不安感につけこんだ資格商法や自己啓発動画の数々。
ウンザリする。
幸い電験、そして三種は、そこまで追い詰められてやるほどの難度ではなく、多少サボっても「まあ取り返せる」レベル感だと思うので、適当に息抜きや晩酌しながら、続けているが、これが人生を懸けた難関資格だと、その不安感たるや、想像を越えるだろう。
ウンザリしながらも、電験の過去問をしこしこと解いている。
あともう少しで終わる。
早く終わりたい。
まぐれ当たりでいいから、通れよ。