不動産業者の広告
とある不動産屋の広告。
新築マンションだが、2つの駅の中間点辺りにあり、どちらの駅からもそこそこ遠い。
少なくとも駅近では決してない。
マンションは駅近が重要なウリ。
が、そこは泣く子も黙る不動産屋。
「どちらの駅も使えます!~○○駅から徒歩8分、××駅から徒歩10分~」と来た。
(○○駅から徒歩16分かかっても、××駅から徒歩2分のほうが便利だし、通常、資産価値も上がることは言うまでもない)
こういうポジティブな姿勢、というかおそらくオーナーから、完売のプレッシャーがかかっているのだろう、ことが薄々感じられる広告。
不動産販売会社にだけは、勤めたくないものだ。
激烈なノルマは、コンプライアンス重視の環境下でもおそらくそう変わってはいないだろう。
とにかく売ってしまえば勝ちの世界。
セールスマンのトークはより巧妙かつ洗練されたものになっているに違いない。
イケメン、イケージョが手練手管で、攻勢をかけてくることだろう。
また実績に応じて、ボーナスが大きく違うだろう。
ある不動産屋は、駅に掲示した広告で、「年収3000万円」をぶちあげていた。
中にはそういう稼ぎ頭もいることだろう。
だが、過去、オーナー系不動産会社を中心に、幾多の「事例」を生んできた業界。
ムリ目の販売、なくなることはないと見ている。