文系と理系
電験法規をやっていると、つくづく文系と理系の違いについて、思う所が多い。
最も大きな違いは、理系の仕事は、原理を発見してナンボだが、その価値や有用性が文系の仕事に比べると極めて大きく、生活に役立つということ。
逆に文系の仕事は、ある意味、誰でもできる、ということ。
法律をここまで、ややこしく、複雑にしているのは、実用的スキル面では、理系エリートに到底敵わない文系エリートが、自らの存在価値、レゾンデートルを守りたいとの思惑が根底にあるような気がする。
日本の国際競争力が、落ちていく一方なのは、理系人材の育成を怠ってきた結果なのでは、と感じてしまう。
文系博士に投資する予算を、もっと国家的な研究開発の予算に振り向けてもよいのではないか。
大学の文学部に税金を投入する必要があるのか大いに疑問。
文学は、趣味、カルチャーの領域でよいと感じる。
多くの大学教授が趣味でやっているような文学や社会学に投入している税金を、研究開発予算に振り向けるほうがよいのでは。
電験に関して言えば、再生エネルギー、特に日本が競争力を確保できそうな洋上風力発電や、地熱発電、あるいは急峻な地形とゲリラ豪雨を逆に利用した高落差水力発電などの研究開発と実用化に予算配分すれば、小泉環境相が、世界で叩かれまくることもなくなるのでは(もっとも多くの人々、特に男性は、親の七光りで大臣にまでしてもらい、特段の業績もあげられないお坊っちゃまくんに静かな反感を抱いているとは思うが)。